Google Scholarってなに？
「Google Scholar」は、Googleが提供している論文検索に特化した無料の検索エンジンです。
ふだん使っているGoogle検索と似た使い方で、世界中の学術論文や専門的な資料を見つけることができます。
AIブームの中で、「研究」「調査」「レポート作成」などの目的で論文を探す人が増えていますが、Google Scholarはそういったニーズにぴったりのツールです。
特に専門知識がない人でも、カンタンに使えるのが魅力です。
Google Scholarでできること
Google Scholarでは、次のようなことができます。
1. 世界中の論文を検索できる
医学、AI、教育、心理学など、さまざまな分野の論文をキーワードで検索できます。
2. 論文の引用数がわかる
その論文がどれくらい他の論文で引用されているかが表示されるので、「注目度」や「信頼性」の目安になります。
3. 論文のPDFファイルに直接アクセスできることも
すべての論文が無料で読めるわけではありませんが、無料で全文が読めるものも多くあります。
4. 参考文献リストが簡単にコピーできる
論文をレポートなどで引用したいときに便利な、引用形式を自動で表示してくれます。
Google Scholarの使い方
ステップ1：サイトにアクセス
まず、Google Scholarにアクセスします。
ステップ2：キーワードを入力
検索窓に調べたいキーワードを入れましょう。
たとえば「人工知能 教育」など、複数のキーワードを組み合わせてもOKです。
ステップ3：結果をチェック
表示された結果から、タイトルや著者名、公開年を見て、気になるものをクリックしましょう。
ステップ4：PDFを読む or 引用をコピー
リンクに「[PDF]」と表示があれば、無料で全文を読むことができます。
また「引用」をクリックすれば、文献情報をコピーできます。
組み合わせて使うと便利なAIツール
Google Scholarは、他のAIツールと組み合わせることで、さらに効率的に論文を活用できます。
・Elicit
質問を入力するだけで、関連する論文を要約してくれるAIツール。
検索の補助に最適です。
・Semantic Scholar
AIを活用した論文検索エンジン。
キーワードから重要な論文を見つけやすいです。
・PubMed GPT
医療・生命科学系の論文を自然な言葉で検索できるAIツール。
医学系の情報が欲しい人におすすめ。
・OpenAlex
研究データの可視化や論文ネットワークの分析に使えるツール。
研究テーマを広げるのに役立ちます。
・Lens.org
特許情報も検索できる、研究とビジネスをつなぐAIツール。
よくある質問（FAQ）
Q1：Google Scholarは誰でも使えるの？
A：Googleアカウントがなくても、誰でも無料で使えます。
Q2：英語が苦手でも使える？
A：日本語のキーワードでも検索できます。ただし、英語の論文も多いので、必要に応じて翻訳ツールを使いましょう。
Q3：論文はすべて無料で読めるの？
A：一部は有料のジャーナルに掲載されているため全文が読めない場合もありますが、無料で読めるものも多いです。
Q4：スマホでも使える？
A：スマホのブラウザからアクセスできます。アプリはありませんが、操作は簡単です。
Q5：自分の研究テーマに合った論文をうまく探すコツは？
A：「キーワードを工夫する」「引用数の多い論文を見る」「関連論文をたどる」などの方法があります。ElicitなどのAIツールと組み合わせるのもおすすめです。
まとめ
Google Scholarは、学術論文を検索・活用したいすべての人にとって便利なツールです。
特別な知識がなくても、Google検索と同じような感覚で使えるのがポイントです。
さらに、他のAIツールと組み合わせれば、効率的に情報収集や研究が進みます。
まずは気軽に使ってみて、どんどん情報リテラシーを高めていきましょう！
